• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

『吾妻鑑』の思想史的考察

研究課題

研究課題/領域番号 09610048
研究種目

基盤研究(C)

研究機関玉川学園女子短期大学

研究代表者

小澤 富夫  玉川学園女子短期大学, 教養科, 教授 (70149318)

研究分担者 高山 有紀  新島学園女子短期大学, 国際文化学科, 講師 (40279568)
市川 浩史  群馬県立女子大学, 文学部, 助教授 (90203091)
廣田 繁  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40052758)
石毛 忠  防衛大学校, 人文科学研究室, 教授
新川 哲雄  学習院大学, 文学部, 教授 (90080374)
キーワード『吾妻鏡』 / 武士の倫理 / 北条時頼 / 陰陽道 / 宿曜道 / 鶴岡八幡宮寺 / 講 / 政治意識
研究概要

平成7年以来、既に『吾妻鏡』の共同研究会を定期的に継続して行ってきたが、助成が決定した本年度は、8月18日(月)、19日(火)、20日(水)の3日間、学習院大学文学部哲学研究室において共同研究を開催した。第1日は、代表者より「科学研究費補助金の取り扱い」に関する注意事項、決算手続き等の説明、続いて事前に配付された日程に従って、研究分担者廣田繁の「『吾妻鏡』の倫理思想」を主題とする武士の倫理観の報告があり、その問題提起に対して思想史としての視点を巡って議論があった。次いで新川哲雄による「『吾妻鏡』にみる陰陽道、天文道、宿曜道」では、特に祭儀の記事における密教関係(宿曜道)に関する詳細な研究経過が報告された。第2日は高山有紀「鶴岡八幡宮における講」、吉原健雄「『吾妻鏡』に於る武士の生活と仏教」、市川浩史「『吾妻鏡』における北条時頼像の思想史的考察」の中間報告があり、主として宗教思想の分野での『吾妻鏡』の思想史的考察という問題が討議された。新川・高山・吉原各分担者の宗教の領域については、次回までに研究対象の重複を避け、主題を明確にする方向で検討することになった。最終日、石毛忠、小澤富夫により「思想史としての中世」と題して、政治及び倫理の領域から問題とすべき対象、宗教・歴史・倫理の各領域間の統合性に関して、本研究課題を意識するために共同研究としての方向を提起し、また各報告者の今後の研究の課題を確認した。次回は、平成10年4月上旬、報告内容を修正して再度、各自報告する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小澤富夫: "武家家訓・遺訓集成" ぺりかん社, 525 (1998)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi