研究概要 |
平成十年度は,前年にとった3つのデータを報告書にまとめる作業を主として行った。また,その結果の一部を日本心理学会第62回大会(於:東京学芸大学)で発表した。しかし,当初平成十年度に計画していた以下の実験の実施ができなかったので,平成十一年度にはその実験を行い,その結果とこれまでの実験で得られた結果を最終的な報告書としてまとめる予定である。来年度行う予定の実験は,英語の熟達度が英語・日本語単語の自由再生,単語完成課題の遂行にどのように関わっているかを検討するためのものである。たとえば,英語の熟達度の高い被験者は低い被験者より,これら2つの課題どちらにおいても,概念駆動型処理が優勢に行われているといった違いが出てくることが予想される。
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