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1997 年度 実績報告書

聴覚障害者の手話の視覚的処理と大脳半球機能差に関する教育心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610112
研究種目

基盤研究(C)

研究機関信州大学

研究代表者

都築 繁幸  信州大学, 教育学部, 助教授 (90227447)

キーワード聴覚障害者 / 手話 / コード・スイッチ / 大脳半球 / 体制化 / 日本手話言語 / 手指日本語 / 聴覚障害両親
研究概要

本研究は臨床的方法と実験的方法からなり、2年間にわたって同時併行させて研究の初期の目標を達成させるものである。臨床的方法として聴覚障害児の家族内におけるコミュニケーション・モードの利用実態を分析した。その結果、家族内ではメンバー相互で使用するコミュニケーション・モードが習慣化され、物理的な状況に応じてお互いに“モード変換"していることが示された。実験的方法は、聴覚障害者と大学生を対象に手話の記憶に関する実験を計画し、資料を収集・整理段階である。現在のまとめとしては、手話に熟達した大学生とそうでない学生とでは手話の視覚的処理が異なること及び聴覚障害者の手話使用の開始時期に影響を受けていることが示されている。指導論に関しては、幼児期段階からどのようなコミュニケーション方法をとっているかを国内外の文献を整理し、出版した。幼児期段階でのコミュニケーション使用状況を教師-幼児関係、特に教師の働きかけの観点から分析した。今後、幼児期から手話を用いて指導している子どもたちの手話コミュニケーション分析を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 都築 繁幸: "障害児教育における授業構造の把握に関する基礎的研究(4)" 信州大学教育学部紀要. 92. 53-64 (1997)

  • [文献書誌] 都築 繁幸: "聴覚障害家族内におけるコミュニケーション行動" 日本特殊教育学会第35回大会論文集. 766-767 (1997)

  • [文献書誌] 都築 繁幸: "聴覚障害家族におけるコミュニケーション・モードの利用実態" ろう教育科学会第39回大会論文集. 17-20 (1997)

  • [文献書誌] 都築 繁幸: "聴覚障害幼児のコミュニケーション指導" 保育出版社, 210 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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