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1999 年度 実績報告書

ワーク・ファミリー・コンフリクトとメンタルヘルスの関連性に関する心理学的考察

研究課題

研究課題/領域番号 09610113
研究機関名古屋大学

研究代表者

金井 篤子  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (80262822)

キーワードワーク・ファミリー・コンフリクト / メンタルヘルス / 心理学的考察
研究概要

本年度は3カ年の研究の最終年度にあたり、一昨年、昨年と検討してきたモデルにそって、質問紙調査を実施し、分析・考察を行った。また、個人の結果を全体の平均値とともに個人にフィードバックする試みも実行された。本研究において得られた主な知見は以下の通り。まず、ワーク・ファミリー・コンフリクトが仕事が家庭生活を阻害する葛藤、家庭・家事・育児が仕事生活を阻害する葛藤、両立しているために時間のないあわただしさを感じざるを得ない葛藤の3因子構造を持つことが明らかとなった。また、共働き男性群と共働き女性群および男性妻専業主婦群を比較したところ、共働き男性群と男性妻専業主婦との間には尺度得点間の差はまったくなく、むしろ男女間に有意差が見られた。これらのことから、女性が共働きする状況においても、仕事と家庭のあり方に関する心理学的概念において、男女差は引き続き明確であることが言えた。個人に結果をフィードバックするにあたって、フィードバックの意義、フィードバックされるべき内容、フィードバックの問題点などが検討された。これらの結果は、研究報告書にまとめられた。今後学会等で、結果を発表し、さらに検討を加える予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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