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1998 年度 実績報告書

学校週5日制に対応した学習指導を援助する学校心理学的サービスに関する研究-不登校,LD(学習障害)等を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 09610125
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

小野瀬 雅人  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40224290)

研究分担者 宮本 友弘  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助手 (90280552)
篠田 晴男  茨城大学, 教育学部, 助教授 (90235549)
石隈 利紀  筑波大学, 心理学系, 助教授 (50232278)
キーワード学校週5日制 / 学習指導 / 学校心理学 / 不登校 / LD(学習障害)
研究概要

現在,小・中・高等学校で学校週5日制が部分的に実施され,新学力観に基づく学習指導が行われているが,本年度の研究目的は,昨年度と同様,それによってどのような新しい援助ニーズが生まれたかを検討することにあった。
この目的にしたがって,まず,先行研究がみあたらないことから質問紙調査のための項目開発と実態把握を目的とし,昨年度末に実施した自由記述式の調査データの解析を行った。一部のデータの回収が本年度まで持ち越し,データ入力と解析の進行開始が遅れたため,本年度の成果は,小・中・高校の児童生徒,保護者,教師の計279名より回答のあった446件の自由記述データの分析と,それに基づく質問紙の項目作成の準備をするところまでしか進まなかった。
しかし,この調査の分析結果から,学校週5日制実施後,援助ニーズの基になる悩みや困ったことについては,それがない人とある人に二分され,ない人では中高校生と教師が多いことがわかった。一方,悩みや困ったことが多かったのは学習負担の面や授業の面で,前者は生徒・保護者,後者は教師で多いことも明らかとなった。この成果の詳細は,平成11年8月開催の日本教育心理学会総会において発表の予定で,原稿は既に印刷中となっているが,来年度前半に全国規模で実施する予定の調査項目を選定する上で有用な資料となった。
なお,前述の調査結果の解析と同時進行で進めてきた,わが国の教育心理学,認知心理学,カウンセリング心理学等の中で学習指導のコンサルテーションに有用な研究成果の検討については,収集・分析作業が継続中なので,来年度にまとめて公表したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小野瀬雅人・宮本友弘・石隈利紀・篠田晴男: "学校週5日制による学習指導の援助ニーズに関する研究" 日本教育心理学会第41回総会発表論文集. (印刷中). (1999)

  • [文献書誌] 小野瀬雅人: "スクールカウンセラーと学校心理学" 教育出版, 181 (1998)

  • [文献書誌] 石隈利紀: "学校心理学入門(印刷中)" 誠信書房, (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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