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1999 年度 実績報告書

イギリス型大学評価の有効性とその限界

研究課題

研究課題/領域番号 09610246
研究機関信州大学

研究代表者

馬場 将光  信州大学, 教育学部, 教授 (80040046)

キーワードHEFC / 教育評価 / 研究評価
研究概要

大学評価には2つのモデルがある。1つはアメリカ型の大学評価:accreditaionである。もう1つはイギリス型の大学評価:中央機関による研究、教育のassessmentである。私は、イギリス型の大学評価も日本の現実に適していると考えている。本年度は教育評価に焦点を絞り研究を進めた。以下は、明らかにされた教育評価の特徴である。
1.教育評価は、各大学から自己評価報告書を提出させ、HEFCがそれを分析して最終評価を行うという方法をとる。その際、評価のポイントは、大学が設定した目標、目的に対して、それぞれの分野の教育がどれくらい適切に行われているかどうかにある。
2.教育評価は、優秀(excellent,満足(satisfactory),不満足(unsatisfactory)の3段階で行われるが、大学側が自己評価報告書においてこの3段階のどれに相当するかを自己申告できることになっている。そしてその自己申告とHEFCの最終評価が違う場合は、大学側は再審査を申し立てることができる。HEFCは、優秀と不満足の大学については、視察を行うものとする。
3.1995年以降、この3段階評価は廃止され、新たに教育の6領域について、1〜4の4段階で評価する方式に改められた。またHEFCによる視察はすべての大学に対して行うことになった。とくに1点をつけられ、1年以内に行われた視察で改善が認められない場合は、経費配分のカットがされる。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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