研究課題/領域番号 |
09610249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
角替 弘志 静岡大学, 教育学部, 教授 (40021878)
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研究分担者 |
唐木 清志 静岡大学, 教育学部, 講師 (40273156)
村山 功 静岡大学, 教育学部, 助教授 (40210067)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 助教授 (90252155)
馬居 政幸 静岡大学, 教育学部, 教授 (30126768)
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キーワード | 横断的・総合的な学習 / 統合的な学習 / 総合学習 / 静岡県 |
研究概要 |
(1)日本の総合学習に関する基本文献・先行研究・実践報告書の収集、データベース化 「設備備品費」を利用して、日本の総合学習に関する基本文献を収集した。約50件程の基本文献を分析して明らかになったことは、総合学習には「横断的な学習型」「総合的な学習型」「総合学習型」の三種類があることである。総合学習に関するデーターベースは、来年度刊行する報告書で明らかにする。 (2)教科書の収集・分析 「設備備品費」を利用して、小学校を中心に、全教科・全社の教科書を収集した。(中学校では、「社会」と「理科」の教科書のみ収集した。)教科書を分析を通して明らかになったことは、総合学習は教科をクロスして実践できる可能性が非常に高いということである。 (3)静岡県内の総合学習先進校への参与観察 静岡大学教育学部付属浜松小学校の「統合」の参与観察を中心に研究を進めた。また、県外における総合学習先進校である、長野県伊那市立伊那小学校・新潟県上越市立大手町小学校にも訪問し、授業を観察するとともに、関係者へのインタビューを行なった。 (4)面接調査と質問紙調査の実施・分析 静岡県総合教育センターで実施されている5年研修・10年研修を利用して、合計で839名の教師から、質問紙調査の回答を得た。それらの結果の分析を通して明らかになったことは、教師の総合学習に関する意識は高いのに対して、教育内容の厳選や教育環境の整備など多くの課題の解決を望んでいることである。
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