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1998 年度 実績報告書

総合学習における教育評価の問題

研究課題

研究課題/領域番号 09610252
研究機関京都大学

研究代表者

天野 正輝  京都大学, 教育学研究科, 教授 (90024992)

研究分担者 田中 耕治  京都大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (10135494)
加藤 聰一  京都大学, 大学院教育学研究科, 助手 (90293852)
キーワード総合学習 / 教育評価 / 総合的な学習 / 教育課程 / カリキュラム / 授業研究
研究概要

研究の2年目にあたる本年度は、まず、総合学習の教育実践をおこなっている、奈良女子大学附属小学校などを前年度に引き続いて訪問し、公開授業を中心に関連資料の収集、授業のビデオ記録をおこない、データの集積をはかりつつ、分析をすすめた。福岡教育大学附属福岡中学校など、現在注目されている実践も見学した。
奈良女子大学附属小学校など、伝統的実践校における総合学習を歴史の相において理解するために、その変遷を把握するとともに、その礎を築いたキー・パーソンの理論と実践の検討をすすめた。現職教員へのインタビューや懇談もおこなって、教師の指導性の捉え方を中心に、現在の問題意識との関連を検討した。
また本研究のもう1つの柱である、アメリカ合衆国の総合学習における教育評価法との比較研究のために、ジョンソンシティを訪問し、総合学習の実態およびポートフォリオ法についてのレクチャーを受けてきた(研究分担者・田中)。
以上の成果の一部は、日本教育学会・課題研究「教宵課程改革の課題」公開研究会(1998年4月)において、また、関西教育学会(1998年11月・自由研究発表「総合学習の可能性を問う」)において報告した。さらに中間報告書『総合学習の可能性を問う-奈良女子大学文学部附属小学校における「しごと」実践の分析を通して』をまとめた。
研究の最終年度にあたる平成11年度は、以上の成果をふまえつつ、教育実践の実態と理論の総合、歴史的検討と現在的課題性の総合などを視点に、研究成果を最終報告書にまとめていく計画である。10戸の教育目標・評価学会などにおいて成果の発表をする予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤本和久: "「総合学習」の可能性を問う-奈良女子大学文学部附属小学校における「しごと」実践の分析を通して-" 関西教育学会紀要. 第23号. (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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