本研究の知見等の成果 研究の展開と来年度の計画 1.New Malaysian Who's Whoよりランダムサンプリングにて約700名のデータの、出生地・年、民族、教育経歴、現職等の入力を行った。平成10年度にはデータの修正、加工、統計処理を実施する予定である。2.比較教育学におけるWho's Who分析の先行的研究である、韓国と中国の場合の事例研究を検討し、留学先国、学位の領域、学位のレベルを比較項目とし、以下のような海外の調査資料等に基づき、分類カテゴリーを作成し、統計処理を行うこととした。3.アメリカAACRAO(The American Association of Collegiate Registrars and Admission Officers)より留学、進学に関する海外の学位認定、基準についての情報を入手した。この機関はInternational Academic Credentials Hanbookを発行しており、その第三版を入手し、分析中である。このほかにも、マレーシア、インドネシア、タイなど各国の教育事情に関するWorld Education Series等を発行している。またこの他、NAFSA(全米留学生担当者協会)やthe National Council on the Evaluation of Foreign Educational Credentialsからも資料を得ることを検討中である。4.イギリスではNARIC(The National Academic Recognition Inforamation Centre)が、International Guide to Qualifications in Educationを発行している。その第4版を購入し、掲載項目に則って、マレーシアのWho's Whoに掲載されている教育歴・資格・学位に関してカテゴリー別に分類整理した。5.オーストラリアについては、近年東南アジア諸国からの留学が急増しており、国際化・国際交流推進機関であるIDP Education Australia及びAVCC(Australian Vice-Chancellor's Committee)から情報および文献を入手予定としている。一方、カナダではAssociation of Universities and Colleges of Canada等から同様の資料を入手する予定である。
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