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1998 年度 実績報告書

「住民を対象にした生涯スポーツの行政評価と参加者による学習評価に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610287
研究機関明治鍼灸大学

研究代表者

市川 哲  明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助教授 (80144301)

研究分担者 三浦 敏弘  関西大学, 文学部, 助教授 (70141512)
キーワード生涯スポーツ / 参加者 / 評価 / 質問紙調査 / 船井郡 / 京都府
研究概要

今年度は京都府中部に位置する船井郡6町(八木町、園部町、日吉町、丹波町、和知町、瑞穂町)の生涯スポーツ事業の参加者による評価について調査を行った(「生涯スポーツの実施とその評価に関する住民意識調査」)。対象者は6町の有権者の100分の一であり、選挙人名簿から無作為に抽出した399名である。調査票は郵送し、同じく郵送で回収した。回収数は257通であり、うち有効な237通(59.4%)を解析した。
これらの調査とその分析によって得られたいくつかの知見には以下のようなものがある。
1. 生涯スポーツを(1)一人で行うスポーツ、(2)少人数で行うスポーツ、(3)地域の運動会、(4)町や体育振興会等が行う事業、の4種に区別したが、それぞれの参加者数は63名(28.0%、NA=12)、86名(38.2%、NA=12)、150名(64.4%、NA=4)、67名(28.4%、NA=1)であった。
2. それらのスポーツに参加する住民は、参加しない住民よりも生涯スポーツが地域づくりに寄与することを認めていた。
3. 運動会参加者と事業参加者の90%以上がそれらのスポーツに満足しており、また80%以上がそれらのスポーツが近隣の人々との親睦を深める上で有効であると考えていた。
4. 「一人で行うスポーツ」と「少人数で行うスポーツ」の参加者が孤立的、個人主義的で、地域問題の解決を人任せ(議員や行政)にする傾向が強い可能性があるように思われる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 市川哲: "「生涯スポーツ事業の行政評価-京都府船井郡6町における事業の実態と担当者と意義」" 関西教育学会紀要. 30. 印刷中 (1999)

  • [文献書誌] 市川哲: "「生涯スポーツ時代のスポーツ」" 科研研究成果報告書「住民を対象にした生涯スポーツの行政評価と参加者による学習評価に関する実証的研究. 37-52 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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