本研究に関する昨年の活動を踏まえ、本年度は研究の全体的纏めを行うことを期し以下の活動を展開した。 まず、関係資料並びに情報の収集を行った。これに関しては日本女子大学成瀬記念館、アジア経済研究所等の所蔵する資料の収集と分析、南アジア関係専門家との意見の交換、更に昨年12月20日から9日間のインド訪問による研究計画全体の様々な側面についての細部にわたる検討などを挙げねばならない。 特にデリーのインド国立教育計画行政研究所(NIEPA)の所長Champak Chatterji氏、国立教育研究所(NCRT)のスタッフ、ムンバイーのSNDT女子大学の学長M.A.Varghese博士、同大学前学長で現J.N.Tata高専教育研究所長Suma Chitnis博士等によるレヴューは有益であった。 次に研究業績については昨年度公表の3点(うち1点は学会発表)に加え、本年度は「人間関係論」(近畿大学九州短期大学、平成10年4月、1-58頁)に研究の一部を活用しているが、目下、「研究成果報告書」の完成に鋭意、努力を傾注している。
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