• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

工業高校・高等専門学校・大学工学部の教育システム上の接続関係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610298
研究機関鳥取女子短期大学

研究代表者

渡部 容子  鳥取女子短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (10259559)

キーワードアーティキュレーション / トランジッション / 工業科 / 高等専門学校 / 工学部 / 高校改革 / 職業教育 / 産業教育
研究概要

本実施研究は、広義の技術・職業教育を担う教育機関である工業高校、高等専門学校、大学工学部の教育システム上の接続関係を学校制度、カリキュラム、地域における三者の役割等から総合的に明らかにすることを意図した。本年度は、昨年度の基礎資料の収集、予備調査をもとに各種調査とまとめの作業を行った。(ただし、平成10年度の実態把握を特に意図して、調査が平成11年4月にかかるものも含まれている)
工業高校、高専、大学工学部は、学校体系の中でそれぞれのレベルの技術者養成・輩出を目的とした教育機関であるが、実態的にはトランジッションが予想以上に進んでおり、工業高校からの大学工学部進学・高専編入学、高専からの大学工学部編入学、高専専攻科からの工学部大学院(工学研究科)進学、など複数の学校歴を持つ学生が増加している実態が本研究から明らかになった。カリキュラム上の接続関係については、学科・専攻が非常に多岐にわたるため全体的な調査では把握が困難であったが、高専から大学工学部への編入学のケーススタディとしては一部把握された。
しかしながら、当初に本研究のひとつの軸として想定していた高校改革および大学改革がこれらの教育機関の接続関係に与える影響については、改革がまさに現在進行中であり資料の的確な入手が困難な場合が多かった。
特に高校改革については総合学科への改編や総合選択制の導入などが進行中であり「工業高校」と高校段階をひとくくりにできない状況の複雑さが確認された。
地域研究としては、鳥取県をケーススタディとしてとりあげ、地域産業への人材輩出構造を明らかにする構想であったが、聞き取り調査では一定像が描けるものの客観的資料に乏しく、方法論の確定が課題である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渡部(君和田)容子: "大学における工業科教員の養成" 鳥取女子短期大学研究紀要. 第38号. 61-68 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi