研究課題/領域番号 |
09610307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | (財)教育調査研究所 |
研究代表者 |
雨宮 彰 財団法人教育調査研究所, 常務理事 (40290994)
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研究分担者 |
清水 希益 (財)教育調査研究所, 研究部長
三浦 健治 (財)教育調査研究所, 研究部長
中西 朗 (財)教育調査研究所, 研究部長
奥田 眞丈 (財)教育調査研究所, 理事長 (00126377)
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キーワード | 生きる力 / 子ども像 / 学校像 / 教育課程 / 経営組織 / 学校環境 / 教育連携 / 資質向上 |
研究概要 |
1 学校経営方略構想 学校はいかなる経営方略を策定し展開すべきかについて、経営展開の構想図を立案した。まず、新しい学校づくりの理念にたって、目指す子ども像・描く学校像を想定し、[教育課程][経営組織][学校環境][教育連携][資質向上]の5つの方向から、実践的経営方略として取り組むべき姿を構想した。 2 学校要覧等の分析 全国210校(小学校140校、中学校70校)の、学校要覧、教育計画、学校経営書等について、「学校の教育的主張」「学校経営の特徴点」「斬新な創意工夫点」の視点から分析を行った。その結果、全体的に文言として現れてはいないが、[生きる力]をはぐくむために「子どもに視点を当てた経営」が展開されていた。特に、小学校では多様な学習形態、中学校では教育連携への取り組みが目立っていた。 3 学校訪問による追跡調査 上記2の学校の中から12校を選び、校長を対象に訪問追跡調査を行った。その中で、管理職の新しい教育に対する思いや願い、管理職の経営理念の浸透方策、教職員の意識改善方策、協働体制の構想等、学校要覧等では把握できなかった具体的方略を聞くことができた。 4 仮設の設定 上記2・3による学校要覧等の分析や学校訪問でとらえれた経営方略を、上記1の5つの方向で検討・整理し、各項目に従って仮説を設定し、平成10年度に実施予定の500校に対するアンケート項目の策定の準備を行った。
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