• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 研究成果報告書概要

18・19世紀出島オランダ商館の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610340
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関北九州大学

研究代表者

八百 啓介  北九州大学, 文学部, 助教授 (20212269)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワード出島 / オランダ / 砂糖 / 貿易 / 贈物 / 近世 / 鎖国
研究概要

以下のデータの集積により、18世紀から19世紀にかけての出島オランダ商館における私貿易の展開についての考察を行った。
1.1773年(安永2)から1808年(文化5)までの各年次の出島オランダ商館の全輸入品(本方荷物)の輸入量・販売量・販売額・利益率を明らかにとした。
2.1702年(元禄15)から1808年(文化5)までの各年次の出島オランダ商館の江戸における贈物、参府中における贈物、将軍への献上品、長崎奉行への贈物、長崎における諸役人への贈、日雇・船頭賃金、出島諸役人賃金などの諸経費を明らかとした。
3.1744年(延享元)から1808年(文化5)までの各年次の出島オランダ商館の利益の商館員への配当である委託経費(Commissie Ongelden)を明らかにした。
4.18世紀中期(1751年-1771年)における出島オランダ商館の私貿易における銅輸出を明らかとした。
5.1800年(寛政12)から1842年(天保13)までの出島オランダの帳簿システムの変化を明らかとし、帳簿各種についての分析を行った。
6.1818年(文政元)から1850年(嘉永3)までの出島オランダ商館の江戸参府・贈物・日雇賃金・出島諸役人賃金・八朔御礼などの諸経費を明らかとした。
7.1818年(文政元)から1841年(天保12)までの出島オランダ商館の主要輸入品である砂糖の船中・倉庫・取引時の各段階における漏質量と販売量とを明らかとした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 八百 啓介: "一八世紀後半の長崎貿易における盈物砂糖の流通について"九州史学. 121. 1-19 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 八百 啓介: "近世オランダ貿易と鎖国"吉川弘文館. 356 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] YAO Keisuke: "On the Distribution of Koboremono-Satou, or Spilled Sugar in trade at Nagasaki, in the Latter Half of the Eithteenth Century"KYUSYU SHIGAKU. no.121. 1-19 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] YAO Keisuke: "THE DUTCH TRADE AND NATIONAL SECLUSION IN EARLY MODERN JAPAN"Yoshikawa Kobun-Kan, Tokyo. 356 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2001-10-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi