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1999 年度 実績報告書

中国六朝期における人の移動及びそれに伴う内外の政治的社会的変容について

研究課題

研究課題/領域番号 09610367
研究機関九州大学

研究代表者

川本 芳昭  九州大学, 文学部, 教授 (20136401)

キーワード蛮 / 胡 / 漢化 / 中国化 / 北朝 / 鮮卑 / 民族問題 / 倭回
研究概要

当初かかげた研究目的のうち,北アジア,華北との関連については成果報告書第一章に示すように該時代把握のための総合化はある程度達成できた.今後は出土史料の検討,あるいは顔氏家訓のような文献を通して,該時代の国家体制個人の価値意識などへの一段と掘り下げた追究が必要であると考えている.
古代日本,朝鮮との関連性については成果報告書第二章に示すように,部の制度の問題,帰化人の問題などにおいて一定の成果を上げることができた.該分野の研究は緒についたばかりであり,今後は考古学など関連分野の成果を充分とらえながら,研究の進展を図っていこうと考えている.
中国南部地域の問題に関しては本報告書第三〜五章に示すような成果を得ることができた.成果は四川省の民族問題に限られ,また*という一種族の研究であるが,短期間の研究の割には大きな成果をあげることができたと考えている.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "民族問題を中心としてみた魏晋段階における四川地域の状況について"東アジア史における国家と地域社会(刀水書房). 257-277 (1999)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "民族問題を中心としてみた五胡十六国南北朝期段階における四川地域の状況について"史淵. 136. 1-25 (1999)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "民族問題を中心としてみた北朝後期段階における四川地域の状況について"東洋史論集. 27. 1-25 (1999)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "五胡における中華意識の形成と『部』の制の伝播"古代文化. 50卷9号. 4-13 (1998)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "北朝国家論"岩波講座「世界歴史」. 9. 187-204 (1999)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "北魏文成帝南巡碑について"東洋史論集. 28. 1-26 (2000)

  • [文献書誌] 川本芳昭: "魏晋南北朝時代の民族問題"汲古書院. 631 (1998)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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