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1997 年度 実績報告書

漢代儒教の史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610370
研究種目

基盤研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

福井 重雅  早稲田大学, 文学部, 教授 (30063639)

キーワード中国漢代 / 儒教 / 歴史
研究概要

本年(第1年)度は,1.最近5か年以内に発表した論文の整備補充,2.近年に発表予定の論文の原案作成を目標とした。前者として,「「陸賈『新語』の考証・研究略史」(『史観』127,1992年)以下,「薫仲舒の対策の基礎的研究」(『史学雑誌』106-2,1997年)にいたる合計7篇の論文を根本的に再検討し,今後の構想や展望を模索するとともに,後者として,「読『塩鉄論』芻議-続-」」と「儒教国家の成立」の2論文を脱稿,近々学内誌に掲載されることになっている。さらに目下「「薫仲舒の虚像と実像」・「班固の思想」・「班固と薫仲舒」の3論考の原稿を準備中であり,今年中に完成の見込みである。これらの研究をほぼ完了した時点において,それらを総括する意味で,「儒教の国教化をめぐる学説史」をまとめる予定である。なお「儒教の国教化-その整理と展望-」(汲古書院)が近時刊行されるはずである。本研究の終了後,以上を再整理・再編集し,『漢代儒教の史的研究』と題して,一書として公刊することを計画している。
このような研究を遂行するために,本年度は関連史料・論考の収集に努力,主として大学院生の助力を得て,各種の着書・論文のコピーに努めるとともに,国内の他大学・研究期間所蔵文献の調査・収集に当たった。この資料の調査・蒐集は,来年度においてもさらに継続し,強化されなければならない努力目標となるであろう。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 福井重雅: "読『塩鉄論』芻議" 早稲田大学大学院文学研究科紀要. 42. 85-99 (1997)

  • [文献書誌] 福井重雅監訳: "前四史撰者列伝の研究-『漢書』司馬遷伝訳注下-" 史滴. 19. 45-67 (1997)

  • [文献書誌] 福井重雅: "儒教国家の成立" 史観. 139. (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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