研究課題/領域番号 |
09610374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 東京国立博物館 |
研究代表者 |
大隅 晶子 東京国立博物館, 資料部・情報調査研究室, 室長 (60176881)
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研究分担者 |
鈴木 立子 愛知大学, 文学部, 助教授 (80132778)
浅湫 毅 東京国立博物館, 学芸部・東洋課中国美術室, 室員 (10249914)
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キーワード | 中国 / 東南アジア / 諸蕃志 / 星槎勝覧 / 朝貢 / 交易 / 南タイ / 遺跡 |
研究概要 |
データベース化を行う地志・史書類をリストアップし、本年度は情報が豊富でありかつその表現形式がその後の外国地志のモデルとなったと考えられる『諸蕃志』(宋)をモデルケースとすることにし、抽出する項目の検討を行った。掲載されている国ごとに、地理上の位置、風俗、産業、中国及び近隣諸国との関係、物流などの史料に記載されているもののほか、先学によって比定されている地名を含め39項目を採取することに決定した。そのなかには使用した史料の国ごとの画像ファイルも含まれている。但し、史料中、一つの国名の下に複数の国が含まれている場合には枝番号をつけてファイルを分け、トータル58ファイル作成した。データベースソフトはマイクロソフトACCESSを使用し、利用に供するための検索システムを作成する。 一方、東南アジアの遺跡に関するデータベースに関しては本年度は古代から中国と関連の深い南タイを取り上げることにし、発掘調査報告書等からのデータをもとに、遺跡ごとに中国関連資料出土タイ遺跡データベースを作成した。記載項目は遺跡名を中心に所在地、水系、遺跡の性格・年代、調査方法、調査時期、調査団体、出典名、出典の発行年・発行者、中国関連資料、資料の年代、中国史料記載国名、碑文銘文等21項目とした。遺跡データベースはタイ語のできる考古学者である国学院大学の横倉雅幸氏の協力を仰ぎ、入力はマイクロソフトACCESSを使用した。
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