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1997 年度 実績報告書

京阪アクセントの史的変遷における総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610432
研究種目

基盤研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

秋永 一枝  早稲田大学, 文学部, 教授 (20063381)

研究分担者 鈴木 豊  文京女子短期大学, 英語英文学科, 助教授 (70216456)
兼築 清恵 (坂本 清恵)  埼玉女子短期大学, 一般教育科, 教授 (50169588)
佐藤 栄作  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (80211275)
上野 和昭  早稲田大学, 文学部, 助教授 (10168643)
キーワード京阪アクセント / アクセント史 / 医心方 / 和名類聚抄 / 僻案抄 / 世阿弥自筆能本 / 声点 / 方言アクセント
研究概要

1.『日本語アクセント史総合資料 索引篇』 (1997.2 東京堂出版)に基づき、その応用的研究を行なった。
(1)同書所載のデータに、諸方言(大阪・徳島・讃岐・伊吹・松江・東京・鹿児島)アクセントのデータを追加し(鹿児島以外は調査による)、文献資料と方言との対応を検討した。
(2)これに基づき「金田一語類」を補う意味で「早稲田語類」を作成し、さらに文献資料にのみ見える語彙を中心にした「早稲田語類相当」も創案した。以上は『日本語アクセント史総合資料 研究篇』 (1998.2 東京堂出版)に、その第一次案を掲載した。
(3)「早稲田語類」および「早稲田語類相当」の類別をもとに、『索引篇』所載の4拍以上の複合名詞について、その後部成素と全体のアクセント型との関係について考察した。
(4)同じく「体系変化」前後のアクセント型について、その計量的考察も行なった。また、去声と去声点・平声軽点を差された語彙および動詞アクセント体系についてもそれぞれ考察を進めたところがある。上記(3)・(4)の成果の一部も『研究篇』に掲載した。
2.『アクセント史資料索引』の続編として「医心方」「和名抄」「僻案抄」「世阿弥自筆能本」「能謡曲関係伝書」などの資料を研究・整理して索引を編纂し、その礎稿を作成した。来年度刊行の予定。
3.現代京阪式アクセントについて調査検討を進め、併せて楳垣実氏調査の「京都アクセント基礎語資料」についても整理・編集した。これも来年度刊行予定。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 秋永一枝: "アクセント資料集利用の問題点" 文学語学. 158. 65-79 (1998)

  • [文献書誌] 佐藤栄作: "万葉仮名「末」の字体をめぐって" 愛媛大学教育学部紀要. 30-1. 55-64 (1997)

  • [文献書誌] 上野和昭: "中世後期以降の四拍動詞アクセント体系についての史的考察" 早稲田大学大学院文学研究科紀要. 43. 1-14 (1998)

  • [文献書誌] 秋永一枝: "日本語アクセント史総合資料 研究篇" 東京堂出版, 610 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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