研究概要 |
王朝漢詩漢文の電子化テキストのうち、年度は次の電子化テキストの作成を行った。 1, 昨年度作成した「電子化テキスト版『日本詩紀』」の本文データに加えて、新たに「電子化テキスト版『日本詩紀拾遺』」を作成した。 2, 『日本詩紀拾遺』は、後藤昭雄氏「『日本詩紀』拾遺(-)」から同(九)(いずれも『大阪大学教養部論集』所収)の本文に拠るものであり、電子化にあたってこれを許可いただいた後藤昭維氏に感謝する。 3, 以上によって、現在把握されている王朝漢詩について、最大限の作品の電子化が完了したことになる。 4, 新たに加わった「電子版『日本詩紀拾遺』」の本文は、便宜後藤氏の掲載誌別に合わせて、ファイル名syuui01.txtからsyuui09.txtまでの9ファイルのテキストデータベースとして整理保存している。 5, 今年度は、新たに漢文データベースの作成を開始した。王朝漢文の代表的テキストである『本朝文粋』の基本的電子化テキストを作成した。ファイルは巻別にmonxui01.txtからmonzui14.txtまでの14ファイルとして整理保存している。 (今後の研究展開と課題) 1, 『日本詩紀』データベースについて、『拾遺』を含めての漢詩作品の作品別番号の決定とJIS規格外漢字の処理方法の研究(ユニコードへの対応)。 2, 『本朝文粋』の電子化テキストの「データ化」(データ単位の問題)。 3,王 朝漢詩文テキストデータベースのオンライン公開。
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