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1998 年度 実績報告書

E,ケンペル著「日本誌」の原稿の解読,出版及びケンペル資料の総目録の作成,発表

研究課題

研究課題/領域番号 09610514
研究機関九州大学

研究代表者

MICHEL WOLFGANG  九州大学, 言語文化部, 教授 (50174115)

キーワードEngelbert Kaempfer / エンゲルベルト・ケンペル / 日本誌 / History of Japan / SLOANE COLLECTION / 日本像 / 徳川綱吉 / ケンペル資料
研究概要

(a) 研究計画の第1段階で解読したケンペルの草稿「Das heutige Japan」は、第2段階ではとりわけ、難解な部分を再考し、ケンペルおよびその草稿の作成に参加したその他の筆者による修正などの分析を行った。印刷の際のさまざまな技術的な問題を考慮し、5巻(Buch1-Buch5)のうち、最初の部分はすでに出版社(iudicium、ドイツ・ミュンヘン)へ渡した。
(b) 内容の解説を準備する過程で、副産物としてケンぺルの著作やケンぺル研究の文献目録ができ、これもインターネットで公開している(http://www.rc.kyushu-u.ac.jp/〜michel/serv/ek/eklit/litpartl-general.html)。このデータベースは、日本語のページも含み、これまで最大とされたHoppe・Hulsの目録(1982年刊)をはるかに凌ぐ。
(c) デトモルト国立公文書館所蔵ケンペル資料のマイクロフィルムをもとにケンペルの筆跡の写真付きリストをさらに充実したものにした。このデータベースは計画の3年目に完成する予定だが、九州大学のサーバーを通して暫定的にインターネット上で公開する(http://www.rc.kyushu-u.ac.jp/〜michel/ek/index.html)。この公開により解読が困難とされてきたケンペル資料への取り組みが極めて容易になったといえる。
(c) これまでに行った講演会(1)や学会発表(3)では、上記の解読した資料により、これまで利用されてきた刊行物「日本誌」(英語版、ドイツ語版、オランダ語版、フランス語版、日本語版)を越え、ケンペル研究および17世紀の日欧文化交渉の研究に新しい観点を提供することができた。講演会および学会発表についてhttp://www.rc.kyushu-u.ac.jp/〜michel/ref/index.htmlを参照。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] ミヒェル・ヴォルフガング: "異文化との出会い-オランダ・カピタンの「謁見」について" 洋学史研究. 15号. 1-11 (1998)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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