本研究2年目に当たる本年度は、昨年度に引き続き、ビルマ語の口語データの収集に焦点を当ててインフォーマント・インタビューを行なった。前プロジェクトの成果をそのままビルマ語に対応させることの困難は昨年度の試みで明らかになったが、カレン語と違ってビルマ語に関しては日本語による研究書も比較的多数、存在するものの、口語データとしてはかなり利用価値が低いことがますますハッキリとしてくる。来年度にはモン語研究に中心を移していくことになるが、本研究の中心に、ビルマ語口語教本の充実を置くことの必要性が強く感じられる。 昨年度からは前プロジェクトの研究成果がカレン語口語教本として出版された形で利用可能となったが、ビルマ語に関しても同種の教本を準備することが来年度、少なくとも前半の中心課題となる。カレン語との比較研究とカレン語の更なるフォロー・アップのため、年度末・年度始めに現地調査を予定しているが、教本出版のためにも部分的には音声教材作成の準備も同時平行的に進めてきたい。
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