研究概要 |
1.主に国際人権および国際法の国内実施に関する図書,論文,判例を収集し,整理・分析する活動を中心に行った。とくに,いわゆる「従軍慰安婦」問題に関する国連人権委員会国連差別防止および少数者保護小委員会,国際労働機関(ILO)条約勧告適用委員会などでのこの問題に関する審議状況とそれが日本での対応に与えた影響,およびミャンマーの人権状況に関する国連での審議とそれが与えた影響について資料を集め分析を行った。 2.研究代表者の横田洋三は,国連差別防止および少数者保護小委員会に出席し,また,アメリカ合衆国に赴き,若干の研究成果の講演(コロンビア大学ロースクールにおける「日本における国際人権法の国内実施」など)を行った。 3.研究分担者の大沼保昭は,スイス(ジュネ-ブ)で関係者にレビューを受けた。 4.研究分担者の岩沢雄司はイギリス(ケンブリッジ)に海外出張し,関係者にレビューを受けた。また,これまでの研究成果の刊行に関する打ち合わせも行った。
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