研究課題/領域番号 |
09620040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
民事法学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
國府 剛 関西大学, 法学部, 教授 (00067597)
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研究分担者 |
松原 一郎 関西大学, 社会学部, 教授 (60140125)
月岡 利男 関西大学, 法学部, 教授 (30077995)
飯田 紀彦 関西大学, 社会学部, 教授 (70084960)
千藤 洋三 関西大学, 法学部, 教授 (00067729)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | 成年後見 / 意思能力 / 自律 / 精神障害 / 高齢者 / 法定後見 / 任意後見 / QOL |
研究概要 |
平成9年度から平成11年度にかけて、我々は科学研究費補助金(基盤研究c2)の支給を受け、その支援の下に3年間に行うことのできた研究成果は次の通りである。なおここでの成果は、共同研究によるものを中心として、個人的なものは割愛した。著書としては、「老を考える」(関西大学出版部)、「高齢者の権利保護をめぐる諸問題-成年後見制度を考える-」(関西大学法学研究所)、「成年障害者の支援システム」(関西大学法学研究所)の三冊を刊行した。紙数の関係で祥述はできないので、それらの目次を挙げてみると、『老を考える』では、「老いと健康」「高齢者のメンタルヘルス」「高齢社会と社会的ケアシステム」「家族制度と高齢者」「高齢者の賦産管理」「相続財産と法」である。『高齢者の権利保護をめぐる諸問題』では、「成年後見制度-現状からフレームワーク構築へ」「成年後見制度における日常生活支援の効果判定方法」「高齢者と世話人」「成年後見制度を考えるにあたって」「遺言者の意思能力の判定に関する判例研究」「成年後見における法人の役割」等である。『成年障害者の支援システム』では「成年後見制度理解のための医学的基礎」「成年後見制度の改正に関する要網案の検討-精神医学の立場から-」「在宅医療における家族介護者のQOLへの影響」「イタリアの地域精神医療」「フランス成年後見制度調査報告」「ドイツ世話法改正について」「成年後見制度改正要網案について(後見・保佐;補助、任意後見に分けて)」等である。書物の他にも、公開講座において市民の方々に3回発表を行った。 「成年後見制度と意思能力」「高齢社会と成年後見制度」「高齢者の権利擁護-新しい成年後見制度をめぐって-」である。ここに報告した研究成果が何らかの形で、社会に役立ち得ることがあることを期待して報告を終ります。
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