研究課題/領域番号 |
09630058
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山田 彌 立命館大学, 経済学部, 教授 (30066732)
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研究分担者 |
本田 豊 立命館大学, 政策科学部, 教授 (80148387)
稲葉 和夫 立命館大学, 経済学部, 教授 (70117000)
坂野 光俊 立命館大学, 経済学部, 教授 (40066626)
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キーワード | 関西経済 / 地域経済 / 活性化 / 地域計量モデル / 東・東南アジア経済 |
研究概要 |
1) 関西経済活性化の視点から定量的・定性的分析を継続した。たとえば、関西経済地盤沈下の現状についての統計的分析、関西経済地盤沈下の要因についての比較産業連関分析(たとえば関東地域との比較でどの産業およびどの需要項目の成長寄与度に差があるのかなど)、今日的な段階での地域経済活性化の意味、関西経済活性化の方向、その実現戦略などである。 2) 関西系企業の海外とりわけ東・東南アジア進出の状況の統計的把握を継続し、あわせて昨年度おこなった日本輸出入銀行やジェトロへの聞き取り調査および収集した資料をも活用して関西経済と東・東南アジア経済との定量的相互関係について分析を進めてきた。また、近年の東・東南アジア経済の破綻・停滞が、これらの地域と関西経済との貿易経路を媒介にして、とのような影響を関西経済にもたらしているのか、今後もたらすと考えられるのかなどについて、リンクモデルを用いた分析の準備を行いつつある。 3) 各近畿府県別モデル-近畿圏モデル-国内マクロモデル-各国経済モデルという「4階層」の連結構造をもつプロトタイプの計量モデルの構築作業を継続した。具体的には、東・東南アジアの主要国についてのリンク用マクロ計量モデルの構築作業、第2にリンク用日本経済のマクロ計量モデルの構築作業を進めてきた。また、近畿圏モデルの改善および近畿圏モデルとこれらのモデルのリンクの作業も併せて進めてきた。リンクモデルについては現在そのワーキングについてテスト中であり、若干の修正を経て近く完了する予定である。
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