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1998 年度 実績報告書

NC(数値制御)工作機械の普及とアジア諸国工業化への影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09630059
研究機関立命館大学

研究代表者

森野 勝好  立命館大学, 人文科学研究所, 教授 (80066612)

キーワードNC工作機械 / 工業化 / 生産様式
研究概要

80年代中頃から約10年間、アジア諸国の機械加工産業におけるNC工作機械の普及は急速であった。しかし、1997年7月にタイではじまった通貨危機は、たちまち、各国に波及し、経済危機を引き起こした。毎年、約1000台ちかいNC工作機械を輸入し設備投資していたタイの場合、突然の経済危機によって操業短縮あるいは操業停止に追い込まれる工場が続出した。すなわち、こうした技術は発展途上国の急速な工業化を促進し、その生産様式を変革するが、その普及は経済的、社会的関係によって制限されていることをあらためて証明したということができる。
通貨危機、そのものは短期資本の流出によって生じたとしても、通貨の切り下げは輸入機械、部品の価格を高くし、工場レベルの経営困難を引き起こした(その他、外貨建て対外債務の増大も)。特に80年代以降のアジアの工業化は外国資本との関連で、また直接的に外国資本の現地子会社によるところが多かった。したがって、近代的な生産設備であるNC工作機械の普及と制限も、そうした関連のなかではじめて明らかにすることができる。
したがって、平成10年度には、もっぱらアジアの通貨・金融のメカニズムをあきらかにすることに精力を注いだ。最終年度の平成11年には、「アジアの工業化と経済危機」としてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森野勝好: "独立50年、インドの発展と課題" 立命館国際研究. 10巻4号. 1-19 (10年3月)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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