研究概要 |
今年度は、次の3点に重点をおいて研究を進めてきた。 (1)神戸外国人居留地関係の史・資料の調査・収集 神戸市立博物館・神戸市立図書館・神戸市立文書館・神戸大学付属図書館等が所蔵している居留地関係の史・資料の調査・閲読を行い、史・資料目録作成の基礎作業を進めた。 (2)横浜・長崎、両居留地との比較研究のための基礎作業の推進 横浜開港資料館・長崎県立図書館・長崎大学付属図書館等が所蔵する史・資料の調査・閲読を行い、3居留地の比較研究のための基礎作業とした。横浜開港資料館では,神戸居留地初代英国領事ガウアーに関する史料(「神戸英国領事館関係文書」)を収集・閲読することができた。長崎においては,主として長崎で発行されていた英字新聞について調査・収集することができた。 (3)居留地研究者との研究交流 神戸外国人居留地研究会を開催し、坂本勝比古氏(居留置建築史・神戸芸術工科大学名誉教授)および州脇一郎氏(居留地史研究・神戸市立博物館学芸課長)を招いて研究交流を行った。
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