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1998 年度 実績報告書

国立大学の保有する科学技術の事業化とベンチャーキャピタルの役割

研究課題

研究課題/領域番号 09630088
研究機関北海道大学

研究代表者

濱田 康行  北海道大学, 経済学部, 教授 (80156405)

キーワードベンチャーキャピタル / 新規事業 / 技術移転
研究概要

ベンチャーキャピタル資金と国立大学の中にある技術シーズ(技術)、そして既存企業の経営能力(経営)を組み合わせ新しい企業を生み出す、その手法を探ること、これが研究の目的であった。
まず技術については北海道の自然科学系研究者のシーズ集を作成に参加した、ベンチャーキャピタルについては平成9年1月に設立した北大アンビシャス投資事業組合を動かし既に三件の投資を実行した。既存企業には訪問活動を続け、大学に開発してもらいたい技術についての聞き取り調査を行った。平成9年度は15社、特に環境関連ビジネス、平成10年度には現時点で6社(主にリサイクル関連企業)の訪問調査を行った。
さらに産学官連携をいかに進めるかの研究活動を北海道大学先端科学技術共同研究センターを中心に行った。センター内に研究室を設定し、必要な設備、資料等を配置し研究拠点とした。また学内を啓蒙するため、特許セミナー、共同研究セミナー、シンポジウム等を開催した。論文、学会発表については報告書のとおりである。
現在より将来に向けての課題は、大学特許オフィス設立に関する研究である。情報公開法、大学等技術移転法に対応できる大学にするために大学の知的財産を特許化する機能は必要である。今回の研究は、こうした将来の課題の基礎的研究として充分な成果があったと思われる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「大学ベンチャーキャピタルへの道」(1)〜(12)" 『経営速報』. 10-12 (1996)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「『中小企業白書』とベンチャー企業」" 『商工金融』. 第47巻. 43-48 (1997)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「21世紀企業を育てる時代」" 『支援機関ネット』. 第5巻. 1-2 (1997)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「企業家育成へ、動き始めた大学ファンド」" 『インフォーダイヤ』. 1-1 (1998)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「21世紀型ベンチャーへの期待」" 『経営者』. No.614. 18-19 (1998)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「ベンチャー支援の総合化」" 『中小公庫マンスリー』. 5月号. 2-3 (1998)

  • [文献書誌] 濱田康行: "「金融環境の変化と中小企業金融」" 『保険公庫月報』. 7月号. 12-17 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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