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1997 年度 実績報告書

組織行動理論の分析単位の拡張(ワークからワークファミリー間インターフェイスへ)

研究課題

研究課題/領域番号 09630110
研究種目

基盤研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

渡辺 真一郎  筑波大学, 社会工学系, 講師 (50282330)

キーワード仕事満足 / 家庭満足
研究概要

平成9年度基盤研究(C)研究計画書の「研究計画・方法」の欄に記してある通り、本年度のプランは、主に文献レヴュ-、面接、質問紙作成、およびパイロット・スタディの実施という4つのゴールを達成することであった。本年度は、これらすべてを計画通りに遂行することができた。
パイロット・スタディのデータ入力はまだすべて終了していないが、入力済みデータからは、次のような結果が得られた。すなわち、仕事満足と家庭満足の間の関係は、様々な心理学的個人差変数と状況要因によってモデレートされる。具体的には、仕事生活と家庭生活の両方を同程度に人生において非常に重要な生活領域であると認識し、かつ自らの人生の舵を自分自身でとろうとする傾向の強い人は、そうでない人々に比し、両生活領域に対する態度を正相関的に関連させる傾向が高い。また、育児有給休暇等のファミリー・フレンドリーな組織政策は、小学生未満の子供を有する人々にとって、仕事生活-家庭生活間の関係をプラスにする状況要因として機能することが分かった。
上記の分析結果は、あくまでも披検査者数の少ないパイロット・スタディ(N=110)で得られたものであり、今年度以降に施行予定の本調査で追試していくつもりである。現在はまだ、その他の分析をパイロット・スタディのデータを用いて行っているところである。本調査の開始は本年度の後半になると思われます。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 南隆男・渡辺真一郎・浦光博・金井篤子・吉田悟・若林満・山田雄一: "仕事生活と家庭生活の関連構造を巡って" 産業・組織心理学会第13回大会シンポジウム9月13日. (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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