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1998 年度 実績報告書

組織行動理論の分析単位の拡張(ワークからワークーファミリー間インターフェイスへ)

研究課題

研究課題/領域番号 09630110
研究機関筑波大学

研究代表者

渡辺 真一郎  筑波大学, 社会工学系, 講師 (50282330)

キーワード仕事生活 / 家庭生活 / ワークーファミリー・インターフェイス
研究概要

ワーク・ファミリー間のインターフェース研究も2年目を迎え,ようやく本調査が開始された。1年目に行った文献レヴューによる理論的背景理解,既存研究の動向理解,およびパイロット・スタディーにもとづき,4,000部の質問紙が作成・配布された(平成10年11月)。平成11年1月末に約500部の使用可能なデータを回収し(有効回答率20%),現在はそのデータをもとに予備的な分析に取り掛かったところです。データの回収に予想以上に時間を要してしまい,研究計画が遅滞してしまいました。以下,その予備的分析から知り得た調査結果についてご報告申し上げます。
前年のパイロット・スタディーで検定トされ,支持された「仕事生活と家庭生活の両方を人生における非常に重要な生活領域であると認識し,かつ,自らの人生の舵を自分自身でとろうとする傾向の強い人はそうでない人々に比し両生活領域に対する態度を正相関的に関連させる傾向が高い」という仮説が,本年度の本調査で追試され,再びそれを支持する結果が得られた。これは,仕事満足と家庭満足の間の関係は様々な心理学的個人差変数によってモデレートされることを意味する新発見であり,産業・組織心理学および家族心理学領域の研究に貢献し得るものと言えよう。今年度の研究は昨年度のパイロット・スタディーとは違い,サンプル数も多く,またより厳密に外生要因の影響をも考慮して行っているので,投稿するに値するものである。現在,この調査結果を海外に投稿するための準備段階に入ったところです。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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