・メタプレテック群上のアイゼンシュタイン級数のフーリエ係数から得られるデリクレ級数とその上の保型形式のランキンセルバ-ク積の間の関係を確立した。 ・メタプレクテック群上の不分岐な格別表現を決定し、特別な場合にそのホイタカ-関数を計算した。これによって一方が格別形式の場合、ランキンセルバ-ク積はオイラー積をもつことが分かる。GL(v)の保型形式に対し、GL(nv)のn枚被覆群の格別保型形式の存在が予想できる。 ・GL(2)とそのメタプレテック群G^^〜の保型表現の間に志村対応が存在している。GL(2)の写像g→g^nに対し、その表現のプサイ作用素を定義することが出来て、これが志村対応と密接に関連していることがわかった。
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