研究概要 |
本研究は平成9,10年度の2年間にわたって実行した.今年度(10年)では,次のことを成果として得た. ●実射影平面の7直線の配置とE_7型ルート系との関連について調べた結果を論文(Config-urations of seven lines on the real projective plane and the root system of type E_7)を日本数学会に投稿し受理された. ●E_7型ルート系と関係する複比多様体の構造を調べた結果を論文(Cross ratio varieties forroot systems II)にまとめた. ●実射影平面の8直線の配置とE_8型ルート系との関連について調べた結果と分類についての実験的な調査研究を論文(Experimental computation on configurations of eight lineson the real projective plane(with T.Fukui))に発表した. ●数式処理による実射影平面の8直線の配置の構成とその数学的背景について調査した成果を平成10年6月の第7回数式処理学会と平成10年8月の筑波大学における「数学と数学教育の国際会議」で成果を発表した. 以上の研究にはコンピュータ等情報機器を援用した.
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