研究分担者 |
阿原 一志 明治大学, 理工学部, 講師 (80247147)
山岸 規久道 姫路独協大学, 一般教育部, 助教授 (10200601)
服部 晶夫 明治大学, 理工学部, 教授 (80011469)
稲富 彬 明治大学, 理工学部, 教授 (20061872)
対馬 龍司 明治大学, 理工学部, 助教授 (20118764)
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研究概要 |
この研究の主目的は下記の通りである。 (1)Rees代数と随伴次数環のBuchsbaum性を判定する簡便かつ実際的な方法を開発する。 (2)有限群をRees代数に作用させRees代数の不変部分環の代数構造を調査解析する。 今年度はテーマ(1)に主力を注ぎ、Cohen-Macaulay局所環(A,m)内のm-準素イデアルIで極小重複度を持つものに関するRees代数R (I)のBuchsbaum性を、その随伴次数環G (I)のBuchsbaum性との関連で判定する方法の開発を行った。主結果は論文S. Goto, Buchsbaumness in Rees algebras associated to ideals of minimal multiplicity, Preprint 1997に収録されている。他に、可換環論の手法である随伴次数環論が、多元環論へも応用できる見込みが得られたので、直ちに研究の方向を転換し、基礎理論の確率と整備に着手した。得られた知見は下記論文に纏めた。 (1)J. Yoshida, S. Iai and S. Goto, On graded rings associated to local algebras with global dimension 2, to appear in the Memoirs of the Institute of Science and Technology, Meiji University. (2)S. Goto and K. Nishida, Catenerity in module-finite algebras, to appear in Proc. AMS. (3)S. Goto and K. Nishida, On Gorenstein R-algebras, Preptint 1997. 分担者 服部晶夫・稲富彬・対馬龍司・阿原一志 達の研究の進捗状況も順調である。
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