1)'99年8月末〜9月初めにスイスETHで開催されたBaker Conferenceに出席・講演した。これを契機に、「整数点」の問題をモーデル・ヴェイユ格子の観点から考案し、予期以上の著しい結果を得た。 2)(古典的不変式論の難問の一つ)、平面4次曲線の射影不変式環について、E_6ないしE_7のワイル群の不変式環との間の興味深い関係を見出した。(文献1)、以上1)、2)は、今年度のみならず次年度以降も研究の予定である。 3)モデール・ヴェイユ格子の分解体についての知見(文献4、5)は、それ自身数論的に意味をもつが、さらに、「整数点」(上記1)の問題にも有用なことが分った。
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