研究課題/領域番号 |
09640149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
河村 新蔵 山形大学, 理学部, 教授 (50007176)
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研究分担者 |
水原 昂廣 山形大学, 理学部, 教授 (80006577)
佐藤 圓治 山形大学, 理学部, 教授 (80107177)
森 正気 山形大学, 理学部, 教授 (80004456)
内田 伏一 山形大学, 理学部, 教授 (90028126)
富山 淳 日本女子大学, 理学部, 教授 (30006928)
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キーワード | 位相力学系 / カオス力学系 / ウェヴレット理論 / 作用素環 / 変換群 / 超越的有理写像 / マルチプライヤー / モリ-空間 |
研究概要 |
1.河村は研究代表者として3年間の課題研究遂行のため、全般的な研究連絡を行うと共に、自分自身の研究成果として「1次元カオスカ学系とウェヴレット理論の関係」を見つけ、論文として発表した。 2.富山は「作用素環の表現に対応して力学系の表現論」を考え、この二つのカテゴリーの表現論の関係を考察した。また、力学系に対応する作用素環の同型問題に付随してイデアルの研究行い、これらの結果を昨年の夏、中国およびノルウエーで行われた国際研究集会で発表した。 3.内田は「極大コンパクト部分群の作用が余次元1の軌道をもつ場合に関する考察」を続け、低次元球面上の力学系の分類に帰着するという結論に達しそうである。現在までの結果については論文として発表した。 4.森は「任意に与えられた超越的有理写像に対し、これを少し変形し除外超平面を持たない有理型写像に出来ること」を示し複素解析の代表的な雑誌に発表した。さらにより一般的な結果を得、中国での研究集会で発表した。 5.佐藤は「コンパクトアーベル群上のフーリエマルチプライヤー空間の性質及びユークリッド空間上の弱型作用素の性質」についての結果を2編の論文として発表した。 6.水原は等質型空間におけるモリ-空間の適切な定義を与え、「その関数空間上でル-ジンの面積積分、ハ-デイ・リトルウッドの極大作用素および、カルデロン・ジグモンドの最大特異積分作用素の有界生の統一的な証明」を与え論文として発表した。 7.仲田、関川は「複素力学的手法」、佐野は「作用素環的方法」により位相力学系の研究し研究集会等で成果を発表した。
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