研究分担者 |
佐藤 圓治 山形大学, 理学部, 教授 (80107177)
水原 昂廣 山形大学, 理学部, 教授 (80006577)
岡安 隆照 山形大学, 理学部, 教授 (60005775)
富山 淳 日本女子大学, 理学部, 教授 (30006928)
内田 伏一 山形大学, 理学部, 教授 (90028126)
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研究概要 |
1. 河村は研究代表者として3年計画の課題研究うち第2年次の計画遂行のため、全般的な研究連絡を行うと共に、自分自身の研究としてカオス力学系理論とウエヴレット理論と相互作用を研究し、98.1.18〜1.22北カロライナ大学で行われた研究会でその成果を発表した。なお、この研究は石油発掘技術への応用が見込まれている。 2. 富山は位相力学系に関係したC*一環の同型対応にたいする元の系の関係について連続関数環を保存する場合の制限同型定理を確立すると共に、位相的軌道同値の解析を行った。更に非遊走集合の縮退状況のC*一環的な解析に成功し論文として発表した。 3. 内田は非コンパクトリイ群Sp(p,q)の4p+4q-1次元球面への可微分作用について研究し、7-次元球面からl-次元四元数射影空間へのSP(1,l)-同変写像により分類・構成できることが分かった。98.10.20〜10.22.山形市遊学館で開催された変換群論研究集会において口頭発表した。 4. 岡安は単位を持つエルミート的Banach環に対するLowner-Heinzの不等式を,Cordesの不等式を経由して示し論文として発表した。 5. 水原はCalderon-Zygmund型特異積分作用素,端数極大作用素および端数積分作用素と局所可積分関数の乗法とのCommutatorについて,n次元Euclid空間で定義された一般化Morrey空間上で,それらの有界性について研究発表を行った。 6. 佐藤はフーリエ=マルチプライヤー空間の性質及びユークリッド空間上の弱型作用素の性質について研究し論文として発表した。
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