研究分担者 |
岡安 隆照 山形大学, 理学部, 教授 (60005775)
内田 伏一 山形大学, 理学部, 教授 (90028126)
富山 淳 日本女子大学, 理学部, 教授 (30006928)
佐藤 圓治 山形大学, 理学部, 教授 (80107177)
森 生氣 山形大学, 理学部, 教授 (80004456)
|
研究概要 |
1.河村は研究代表者として3年計画の課題研究の最終年度の計画遂行のため、全般的な研究連絡を行った。カオス力学系理論とウエヴレット理論の相互作用を研究し、1999.12.20〜24に山形大学でwork shopを主催した。また、秋季数学会総合分科会において成果を口頭発表した。 2.富山はコンパクト空間上の位相同型による力学系とそれから出来るC^*-環の構造との間の相互関係の理論について多くの成果を得た。また、2000.1.18〜20に京都大学数理解研究所で行われた研究会では6回の連続講演を行った。 3.内田は彼自身により既に得られていたローレンツ群SO(p,q)の球面への可微分作用の構成と分類に関する研究に倣って,リイ群Sp(p,q)の4p+4q-1次元球面への可微分作用素の構成と分類に関して研究を行い,前者と類似の成果を挙げることができた。 4.岡安は前年度の課題を踏襲し,同時ユニタリ伸張と多変数のvon Neumannの不等式について研究をすすめた.また,Lowner-Heinzの不等式に示唆されて,対称的なBanach^*-環における順序について種々考察した. 5.森はP^n(C)への有理形写像全体の空間にある距離を導入し、除外値を全く持たない写像が超越的有理型写像の空間で稠密であることを示した。ここでは、定数写像、有理写像および、超越的有理型写像をはっきり識別できる距離を導入することが出来た。 6.佐藤は局所コンパクトアーベル群上の弱型作用素について研究した。特に、コンパクトアーベル群上のFourier multiplier空間について、日本数学会総合分科会で特別講演を行った。
|