研究分担者 |
藤解 和也 金沢大学, 工学部, 助教授 (30260558)
足立 俊明 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (60191855)
中村 美浩 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (50155868)
岩下 弘一 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30193741)
山本 和広 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30091515)
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研究概要 |
1.f=[f_1,・・・,f_<n+1>]をCからP^n(C)への非退化で超越的な正則曲線とする。 (I)これに対してsymptotic spotを定義し、これを第1種と第2種に分類し、fのlower orderλが有限のとき、第1種でかつ一般位置で異なるasympotic spotsの数Nに対して次の不等式を得た。 定理. N【greater than or equal】n if λ【greater than or equal】1/2n; N【greater than or equal】2n-1 if 1/2n<λ<1;N【greater tha これはn=1のとき、Ahlforsの有名な境界点定理となる。 (II)次に正則曲線fに対して∞でのfine cluster set F(f,∞)を定義し次の結果を得た。 定理.F(f,∞)に対して次のいずれかが成立する。 (i)F(f,∞)∪{0}=C^<n+1>;(ii)F(f,∞)∪{0}はC^<n+1>のn次元の部分空間。 更に、(ii)のときは、任意のc∈C^<n+1>に対して (a)cはfのPicardの除外ベクトルでない;(b)δ(c,f)=0;(c)cはfのBorelの除外ベクトルではない。 (III)正則曲線fがsmallな有理形関数の上で線形非退化のときsmallな有理形関数を値域とする第2主要定理を、昨年導入した t(r,f)=1/(2π)∫^<2π>_0log{u(re^<iθ>)/u(e^<iθ>)}dθ(r>0), ここに、u(z)=max_1【greater than or equal】j【greater than or equal】n|f_j(z)|、を用いることによ 2.一意性の定理:「fとgを超越的な有理形関数でN^^-(r,f)=S(r,f) N^^-(r,g)=S(r,g)を満たすとする。このとき、fとgが4つのsmallな有理形関数をshareしていたらf=g.」を示した。
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