研究課題/領域番号 |
09640195
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
柳 研二郎 山口大学, 工学部, 教授 (90108267)
|
研究分担者 |
牧野 哲 山口大学, 工学部, 教授 (00131376)
松野 好雅 山口大学, 工学部, 教授 (30190490)
|
キーワード | 情報理論 / 応用函数解析 / ガウス型通信路 / 容量 / フィードバック |
研究概要 |
離散時間ガウス型通信路において白色雑音以外の場合にはフィードバックをつけることにより一般には容量が増加することは知られているが正確にはその値はまだ求められていない。1987年にCoverが与えたconjectureに対してn=2のときに肯定的に解決した。しかしnが3以上の場合には未解決問題として残っている。次にフィードバックをもつときの容量の上界として同じくCoverにより得られた結果の精密化を与えた。今までにフィードバックをつけることにより容量が増加するための必要十分条件は得られている。つまり新しくパラメータを加えて上界を求め、その最小値として新しい上界を得た。これは今まで得られている上界の中で最もよいものである。 今後よりよい上界を求めることが要求されている。また連続時間ガウス型通信路において同様なことが成り立つかどうかという問題が残っている。
|