研究分担者 |
稲垣 宣生 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10000184)
谷口 正信 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (00116625)
白旗 慎吾 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10037294)
衛藤 俊寿 富士通大分ソフトウェア, ラボラトリ・統計解析, 主任
大瀧 慈 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (20110463)
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研究概要 |
本研究の目的は変換の諸型と諸法,およびその拡張,さらにこれらの性能の評価と新たな適用場面への用途開発である. ・無構造データの場合に,級分けデータ基づくベキ変換前の分布(ベキ正規分布)の推測の過程と方法を提案し,多種の文献例とシュミレーションで適合性能を評価し,その実際場面への応用を示した(濱崎・後藤,1998). ・ベキ正規分布の場合からの拡張として,2変量級分けデータに基づく2変量ベキ正規分布の推測の過程と方法も提案し,二三の文献例とシュミレーションでその適合性能を評価した.さらに,単回帰関係といった有構造を想定する級分けデータの場合にも,2変量ベキ正規分布での適合過程を提示した(Hamasaki & Goto,1997). ・計数データの変換の諸法を統一的にベキ変換で代替する可能性を探り,その妥当性を評価した(濱崎・後藤,1998). ・有構造データに対しては,データ適応型変換モデルを構築し,その性能を生物試験法で代表的な悉無応答の場合で評価した(河合・後藤,1998:Kawai & Goto,1997). ・ベキ変換を,その4個の目標を同時に2個ずつ達成するように拡張した2重ベキ変換の諸型を提案し,その評価と適用を試みた(Goto & Yamamoto,1998).
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