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1997 年度 実績報告書

実数上のイデアルの性質について

研究課題

研究課題/領域番号 09640288
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪府立大学

研究代表者

加茂 静夫  大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (30128764)

キーワード基数不変量 / 強制法 / shrinkability
研究概要

自然数上の写像全体を^ωωで表す。どのプレディクターでも強く覆えない^ωωの部分集合系の最小濃度をfで表す。Bartoszynskiは、実数上のルベ-グ測度零のなす部分集合系Nの加法性基数不変量add(N)がfと一致することを示した。^ωωの元hを固定したとき、h以下に値をとる^ωωの部分集合をh-有界部分集合と呼ぶことにする。fの定義で^ωωの代わりにh-有界部分集合を考えて得られる基数不変量をf_hで表す。このとき、容易にわかることであるが、
f=min{b,min{f_h|h∈^ωω}}
が成り立つ。この新たな基数不変量達f_hについて、次のふたつの結果を得た。
1.「b<min{f_h|h∈^ωω}」は無矛盾である。
2.「あるh,h'でf_h≠f_<h'>となる」は無矛盾である。
擬ディリクレ集合全体のなす集合系pDから定まる基数不変量non(pD)に関しては、h【less than or equal】non(pD)が知られていたが、この基数不変量の別
3.適当なh∈^ωωにより、f_h【less than or equal】non(pD)となる
を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shizuo Kamo: "New cardinal invariants related to pseudo-Dirichlet sets" 京都数理解析研究所講究録. (発表予定).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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