(1997年) 当該研究目的のひとつである非双曲型力学系の“Large Deviation"に関して、区分的に滑らかなベルヌイ写像がひとつのindifferent periodic orbitを有している時、ある条件のもとでレベル2 large deviation principleにおけるupper boundが得られた。〔参照(3)〕 また、非双曲型力学系に対して、観測量の時間発展の漸近的挙動を明らかにするというもうひとつの目的に関しては、新しいタイプの一般化された中心極限定理が証明された。〔参照(4)〕 (1998年) 区分的に可逆なindifferent periodic pointを有した多次元系に対して、時間相関関数の減少のオーダーを評価することができた。〔参照(5)〕
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