研究概要 |
前年度は近傍の銀河団内の衝突銀河のサーベイをラスカンパナス天文台デュポン望遠鏡での南天銀河団の写真乾板で行った。今年度は遠方の銀河団のサーベイを行うため、ハップル・スペース望遠鏡で撮られたデータを調べ以下のpreliminaryな結果を得た。 1. ハードディスクを増設し、STScI研究所のアーカイバル・データを取得するするための体勢を整備した。 2. 所定の手続きを経て、STScI研究所のアーカイバル・データを取得することができた。 3. 得られたデータを解析するためマニュアルを取得し、HSTデータの解析手順の修得につとめた。 4. データ解析の手始めとして、近傍銀河NGC7742について、U,V,R,Iバンドでのデータ計15枚を得て、コスミックレイの除去、南北方向の修正、skyの差引き、magnitude原点の決定、など諸手続きを行った。 5. 遠方銀河の例として、Hubble Deep Fieldの画像を得て同様な作業を行い、遠方の銀河の形態について習熟に努めた。 6. 遠方銀河団2個の画像を得て同様な作業を行い、現在衝突銀河のサーベイを始めたところである。
|