研究課題/領域番号 |
09640334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
清水 肇 山形大学, 理学部, 教授 (20178982)
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研究分担者 |
木梨 徹 山形大学, 理学部, 助手 (00292409)
加藤 静吾 山形大学, 理学部, 教授 (70013422)
吉田 浩司 山形大学, 理学部, 講師 (80241727)
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キーワード | カイラル相転移 / BSOクリスタル / EGS4 / ブリッジマン方式 / Java言語 |
研究概要 |
この研究は、カイラル相転移への前駆現象の探索に必要な大立体角測定器の一部の最小単位を開発研究することを目的としている。本年度は、主に、大型BSOクリスタル開発に関係する部分の研究を行った。EGS4によるシミュレーションを行い、BSOクリスタルの大きさや形を決定した。クリスタルは世界最大の大きさであるため、その大型化への過程においては、時間を要したが、縦型のブリッジマン方式によって、所期の大きさの単結晶が得られた。単結晶の形状は、高さが200mmの正六角錘台で、上底の半径は48φであり、下底の半径は64φである。電子ビームによるBSOクリスタルのエネルギー分解能等の測定は、BSOクリスタルが1つしかつくれなかったために、参考程度のデータとなったが、予想された程度のエネルギー分解能を得ることが出来た。尚、この間に、Java言語を用いたLINUXによるデータ収集プログラムを開拓し、テスト実験に使用した。
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