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1997 年度 実績報告書

GeV光子ビーム用高分解能ビームモニター装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09640358
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪大学

研究代表者

中野 貴志  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80212091)

研究分担者 高久 圭二  大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (30263338)
木梨 徹  山形大学, 理学部, 助手 (00292409)
藤原 守  大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (00030031)
キーワード後方コンプトン散乱 / 光子ビーム / SSD
研究概要

大阪大学核物理研究センターでは西播磨SPring8での8GeV電子ビームと強力紫外レーザー光(4〜6eV)との後方コンプトン衝突で得られる2〜4GeVの偏極光子ビームを用い、原子核構造を核子多体系の描像から一歩踏み込み、より基本要素であるクォーク・グル-オン多体系の立場から研究するクォーク核物理プロジェクトを推進中である。
本研究はこのプロジェクトの最大の特徴であるGeV光子ビームの調整のために欠くことができないビームプロファイルモニターを開発することを目的とする。
ビームプロファイルモニターに要求される位置分解能は約150μm(半値幅)である。100μmピッチのシリコン・ストリップ検出器(SSD)を使うことによりその要求を満たす。
本年度は読みだしストリップ数128chで厚さがそれぞれ100μm,300μm,500μmのSSD検出器に核物理研究センターの陽子ビーム及び^<90>Sγ線源からの電子線を照射し性能評価を行なった。その結果300μmの厚さのSSDが最もビームプロファイルモニターに適していることが判明した。
また、SDD検出器読みだし用及びコントロール用のリピーターカードを開発した。このカードを使うことによりSSD検出器の動作パラメータ設定と読みだしパラメータ設定がコンピュータで制御可能になり、操作性が大幅に改善された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Hotta et al.: "Studies of 100μm-thick silicon strip detector with analog VLSI readout" Nucl.Instr.Meth.A. (発表予定). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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