1.超対称大統一理論におけるμ→eγ及びμ→3e過程の研究 SO(5)及びSO(10)の超対称大統一模型で、偏極したミュー粒子を用いて実験をした場合時空反転や空間反転対称性に関する非対称が、どのように表われるかを具体的に計算し、これらの非対称性の測定が模型を区別するために重要であることを指摘した。 2.ニュートリノ振動と超対称大統一理論 ニュートリノ振動を正しく説明するようなシーソー模型を超対称大統一模型のわくぐみで試べた。ニュートリノに関する湯川結合定数の効果によりμ+eγやτ→μγのレプトンフレーバーを破る過程、b→sγのCPの破れBs-B^^-s混合等に標準模型とは大きく異なった影響がでる可能性があることを明らかにした。 3.ミュー粒子崩壊による新しい物理の探索に関する詳細な総合報告を出版した。
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