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2000 年度 実績報告書

超対称理論におけるレプトンフレーバー数非保存過程

研究課題

研究課題/領域番号 09640381
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

岡田 安弘  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (20212334)

キーワードレプトンフレーバーの破れ / 超対称性 / ニュートリノ振動 / 大統一理論 / 小林益川行例 / タウ粒子 / 時間反転 / 空間反転
研究概要

1.右巻きニュートリノを含む超対称大統一模型のフレーバー物理.
最近のニュートリノ実験はニュートリノ振動を強く示唆しており,これはニュートリノは小さな質量を持っていることを意味する。ここでは小さなニュートリノ質量を正しく与えるシーリー模型をSU(5)超対称大統一理論の枠組みで考え,ニュートリノ振動が示唆する.レプトンセクターにおける大きなフレーバー混合がB中間子,K中間子,のフレーバーチェンジングニュートラルカレント過程や、μ粒子τ粒子のレプトンフレーバーを破る過程にどのような影響を与えるかについて詳しい計算を行なった。その結果小林益川行例が無盾なく決められるかどうかという,フレーバー及びCPの破れの物理による標準模型のテストに超対称粒子の効果が有意な影響を与えることがわかった。
2.タウ粒子のレプトンクレーバーを破る過程
タウ粒子が対生成、崩壊する過程で.レプトンフレーバーの破れを探索する場合に崩壊粒子の角分布の相関をとることによってレプトンフレーバーを破る相互作用のP及びT対称性に関する性質を決めることができることを示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Kuno: "Muon decay and physics beyond the standard Model"Reviews of Modern Physics. 73・1. 151-202 (2001)

  • [文献書誌] S.Baek: "Neutrino Oscillation, SUSYGUT and B decays"Physical Review D. 63. 051701 (2001)

  • [文献書誌] R.Kitano: "P odd and T odd asymmetries in lepton flavor violating T decays"Physical Review D. (発表予定). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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