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1997 年度 実績報告書

混合基底第一原理分子動力学計算プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09640465
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鳥取大学

研究代表者

石井 晃  鳥取大学, 工学部, 助教授 (70183001)

研究分担者 逢坂 豪  鳥取大学, 工学部, 教授 (80032316)
キーワード分子動力学 / 第一原理 / 密度汎関数法 / 混合基底
研究概要

本研究で目的として混合基底を用いた計算を含む第一原理分子動力学の計算プログラムの開発はプログラムの基本設計を終了して現在がコーディングの真っ最中である。将来的な再利用を視野に入れているために徹底したオブジェクト指向ソフトウェア工学に基づいて、C++言語でプログラムを組んでいるが、その基本部分であるクラスライブラリについては設計を終了して現在は具体的なプログラムコーディングの段階で、今のところ試験運転には至っていない。クラスライブラリの設計はなるべく用いる第一原理計算のアルゴリズムに依存しないように注意して行われており、普通に用いられる平面波基底であろうが、それにGaussian基底を部分的に取り入れた混合基底であろうが、あるいはさらにアルゴリズムを変えて有限要素法などを用いた実空間での計算であろうがクラスライブラリの基本部分は全く変更せずに、オブジェクト指向プログラミングの真髄であるクラスの継承でこの第一原理計算のアルゴリズムの違いを吸収するように配慮してある。
平成9年度(初年度)の補助金で購入したDEC Alpha21164チップを搭載したワークステーションは主記憶512MBを搭載し、研究室レベルでの手軽な第一原理計算にふさわしいマシンである。本研究で開発しているプログラムとは別の、平面波基底でKleinman-Bylanderの非局所化を取り入れた、Tourlier-Martinの形式のポテンシャルを用いる計算プログラムを走らせてみて、GaAs(100)(4x2)表面を周期的スラブ計算6原子層でその裏側を水素で終端した場合で計算してみて、実際に第一原理計算がこのワークステーションで可能であること、4日程度で計算がだいたい収束することなどを確認した。プログラム開発はこのワークステーション購入と同時にこのワークステーション上に移して開発を行っている。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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