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1997 年度 実績報告書

強度干渉による広波長域コヒーレント・インコヒーレントフェムト秒パルス光の測定

研究課題

研究課題/領域番号 09640488
研究種目

基盤研究(C)

研究機関熊本大学

研究代表者

松岡 正浩  熊本大学, 理学部, 教授 (10013476)

研究分担者 藤井 宗明  熊本大学, 理学部, 講師 (10181322)
藤井 淳浩  熊本大学, 理学部, 教授 (30034375)
キーワード強度干渉 / 二光子干渉 / フェムト秒パルス / インコヒーレント光 / X線パルス
研究概要

本研究は,これまで申請者が二光子の同時計数法によって行なってきたフェムト秒の光のパルス幅測定を,光電流の強さの積によって行なおうとするものである.被測定光が強ければ,この方法によってその光子数の2乗以上の倍率で短時間の測定が可能になることが期待できる.この強度干渉法によって,従来の二光子干渉法が実験室における測定法として完成することになる.
検出電流を数値化して積を計算する方式の強度干渉装置を組み立て,モード同期チタン・サファイアレーザーの基本波のパルス幅を測定した.検出器には2個の高速Siフォトダイオードを用い,モード同期パルス列の10^<-6>秒間の平均値をデジタイズして、計算機に取り込んで,それらの積を計算しながら干渉計を掃引した.2個のダイオードからの出力は,干渉計の二つの光路間の位相差を反映して,強度の反転した信号になることを確認した.
これらの積を計算した結果,二光子計数測定による強度干渉と同じことができることが証明された.
研究の第2年度では,広い禁止帯を持つ固体中の不純物あるいは微粒子からの紫外域の短寿命蛍光の測定およびチタン・サファイアレーザー光の2次高調波のパルス幅測定を行いたい.併せて,紫外や軟X線のフェムト秒パルスの直接測定法の開発も考慮したい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松岡正浩: "Realization of Quantum Communication by Polarization of Photons" Progress in Theoretical Physics. (発表予定).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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