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1997 年度 実績報告書

植物の形態進化に関わる分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09640736
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

経塚 淳子  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (90273838)

キーワードイネ / 穂 / 形態形成 / 形態進化
研究概要

イネ相同遺伝子の解析
・シロイヌナズナLFYおよびキンギョソウFLOのイネ相同遺伝子の発現ハターンをin situ hybridization法により詳細に解析した。その結果、RFLは生殖成長相に転換後、茎頂部で発現が誘導されること、枝梗が分化する領域でその発現が抑制されること、さらに、穎花分化期には発現が検出されないことが明らかになった。このことから、RFLが、イネ穂の分岐に関与していることが示唆された。また、RFLをCaMV35Sプロモータにより構成的に発現させることにより、イネが早咲きになったが、アラビドプシスではこの効果は見られなかった。イネではLFY/FLO相同遺伝子が、発現ハターン、アミノ酸配列のいずれにおいても、他の植物とは異なることがわかった。
・シロイヌナズナTFL1、キンギョソウCEN遺伝子の相同遺伝子RCN1、RCN2タンパクとしての機能が保存されているにも関わらず、発現ハターンがTFL1、CENとは大きく異なることがわかった。
・これらの結果から、遺伝子機能の多様化のハターンは遺伝子ごとに異なるのではないかと考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Junko Kyozuka: "Down-regulation of RFL,the FLO/LFY homolog of rice,accompanied with panicle branch initiation" Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 95. 1979-1982 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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