研究概要 |
1.本研究費で購入した波長シフタ-用のAOモジュレータ(NEOS社製)と別の研究費で購入したAOモジュレータ用ドライバー及び光学アッセンブリー(NEOS社製)を組み合わせてナトリウムD2共鳴線(589nm)付近の波長を高周波側に850MHzシフトさせるシステムを構築した。当初は,1パスでの波長シフトを500MHzと想定したが,実際には850MHzのシフトが理想であった。そこで1パスで425MHzシフトできる素子の中を往復させる事によって850MHzシフトするシステムとした。 2.2台のシ-ダ付きNd:YAGレーザ(発振波長:1064nmと1319nm)とLBO結晶による和周波混合システムによるナトリウムD2線(589nm)の送信システムの構築は,目下,他の研究費により構築を行っており,最終的なチェック段階にあり,今年の4月中旬には本学に納入される予定である。 3.次年度の予定は,納入されたレーザシステムに開発した波長シフタ-を組み合わせて,基礎特性及び実用テストを行い,研究をまとめる予定である。
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